覚悟を決めるということは、やっぱりダメと思って退路に行かないことです。
もう決めたらとことんやり切るまで突っ走るということなのですが、自分で決めたことでさえすぐに「やっぱりやめよう」とすぐに諦めたり断念したりすることってないですか?
ダイエット、禁煙、禁酒、禁欲などなど。
仕事の上で人から言われたことを実施しないことはもう論外ですが、自分で決めたことに対して実行できないことはよくあることです。
人から言われたことよりも自分で決めたことのほうができない理由は至極簡単で、優先順位が低いからです。
本来は自分で決めたことが一番最優先事項となるはずなのですが、日本人は特に人から言われた仕事に対してのほうが優先順位が高いのです。
自分のためにやるよりも他人のために行動することを優先してしまう日本人の道徳心は、自分が同じ民族でありながらもあっぱれだなと思うのですが、人間の欲望は本来は自分の考えを優先に行動します。
自分で決めたことであればとことんやってみせようとするのが覚悟であるなら、人生でどれだけの覚悟で様々なことにチャレンジしてきたかが問われそうです。
しかし、すぐに結果が出るはずもなく、3日から1週間で結果が出ないことに不満や不安が頭の中によぎって、これ以上はできないとか自分には無理だと否定的な考えが優先します。
人は、というよりも脳がですが、苦痛なことから避けようとする傾向があります。
これは至って普通な現象ではありますが、この苦痛を乗り越えなければ覚悟を決めた行動ができません。
苦痛を乗り越えてこそ結果が出てきますから、そこまで覚悟をもって行動できるかなんです。
どんな覚悟であってもあきらめないためには、ちょっとしたことから始めていくのがおすすめです。
例えば今日は掃除をやりきると決めて、とことん掃除をして納得するまでやりきるなど、一日でできることから始めてみます。
いきなり1年間の長期的計画を持った覚悟が続くはずもありませんから、まずは少しの期間からできることをはじめていきます。
そうやって自分の覚悟が叶うのだということを知っていけば、長期的な取り組みに関しても現実味を感じて続けていける可能性が高くなっていきます。
自分の自信にもつながりますから、覚悟を決めて行動して結果を出すということはかなりおすすめな行動です。
掃除から始めるのがいいと思います。