温故知新とは「昔の事をたずね求め(=温)て、そこから新しい知識・見解を導くこと。」という意味の四字熟語です。
古きことを確認して新しい知識を導くわけですけど、結構この言葉が好きなんです。
新しいことに挑戦していく姿はカッコいいとは思うのですが、やはり過去の事例などからまず学んでそこから進んでいくほうが地道であって良いなと思うわけです。
特に過去の成功例よりも失敗例からつなげていくことって本当に大事だなと思っています。
最近口にしていることを耳にするのが「コロナは最悪」「コロナでマスク着用がイヤ」などの愚痴です。
確かに昨年の緊急事態宣言からはや1年が経とうとしていますが、ワクチンがようやくできただけで接種も広がっていなままであり、感染者数も一定数から減らない状態で精神的に限界がきている可能性が高いです。
このような愚痴が出ても致し方ないと思いますし、誰もが思っているのではないかと思います。
特に緊急事態宣言が出されて時短営業を強いられたりして、食事もままならない状態が続いているわけですから、愚痴りたくもなります。
ですが、コロナがこれだけ世界中に出回った以上は今後はコロナと正面から向き合って生きていくほかありませんから、前向きに考えていかなければならないことも事実ではないかと思うわけです。
コロナの感染力によって、今ではマスク着用をしていないと非国民的扱いを受ける状態となりました。
そのことで別の視点から効果を発揮したこともあって、それは何かというとインフルエンザの感染が一気に抑えられたことです。
ほぼ全国民が日常的にマスクを着用したことで今期のインフルエンザ感染者が2021年2月に入ってようやく1000人を超えたそうです。
2019年~2020年では全国で90万人以上の感染者がおり、2017年~2018年では160万人もの感染者がいたのです。
それが1000人に抑えられたのですけど、近年の結果からしたらありえないくらいの数値です。
全国民に近い人たちが一斉にマスクを着用したことで恩恵を受けている点も見受けられているのです。
コロナだけを見ればとんでもなく損失を受けていると思いますが、一方で意外な効果が出てきていることも事実です。
家の中で遊ぶのが危険だということで外で遊ぶ子が増えた、鼻や口元に自信がなかった人が自然とマスク着用の流れになったことで隠せるようになった、などなど。
なってしまったことに対しては致し方ありませんから、今後どのようにしてマスク着用にメリットがあるのかとか、過去の事例をもとに今後どのようにしていくかなどを考えていくほうがいいと思っています。
過去の事例をもとに、パニックにならない取り組み方や考え方などを現代風にアレンジしてやっていくほうが何かと自分のためになると思うので、私はそのようにして生きていきたいなと思います。
一つの新しい時代の幕開けですね。