噂が好きな人は大変多いなと思います。
どこからかきつけたのか分かりませんが、うわさが好きな人が大変多いなと思うことの一つに、昨年のコロナが流行しだしたときのトイレットペーパーがなくなる騒動です。
噂がうわさを読んで結局デマとして世の中を駆け巡ったわけですけど、人に心理として噂というものがいかに好きかということを証明したと私は思っています。
人はうわさが大好きだという前提で話を進めていきたいと思います。
人がうわさを好きな理由の一つに、自分が足を運ばずに自分の目で確かめないという点です。
本当は自分の目で見て真実だと思って初めて確認をしなければならないのに、人はそれをする努力をしないために人のうわさが真実だと思い込んでしまうんです。
要するに努力しようとしないわけです。
楽して情報を得ようとするために、トイレットペーパーがなくなるといったデマを信じてしまって、実際に店頭からトイレットペーパーがなくなってしまったのです。
情報とは簡単に得られないものであり、無料の情報ほど怖いものはないということが分かります。
人は簡単に結論を決めつけてしまいます。
これもまた人は努力して結論付けようとせずに、簡単に結論付けて終わらせようとする生き物なのです。
本来であれば大学や大学院の研究機関のように何日間もかけて、もしくは何カ月も何年間もかけて研究してきたものを検証して検討して話し合って結論付けるものが真実に近いものとなるのですが、人は短い期間で結論を求めようとしてしまいます。
企業でこれをやってしまうと完全にアウトですよね。
結論を早く求めすぎて赤字の垂れ流しをしてしまうようなことはよくある話です。
噂もしっかりと検証して検討して話し合っていればそれほど広がる率は低くなるはずなのに、簡単に広まっていくのは人は結論を簡単に求めてしまうからなんです。
人の話に対してはできる限り時間をかけて自分なりに検討検証することって本当に大事です。
特にもめごとに対しては両者の話をしっかりと聞いて検討検証していかないととんでもないことに巻き込まれる可能性が高くなります。
一方の話だけを聞いて結論付けてしまうと今度は自分自身が損をしてしまう、というようなことにもなりかねません。
すぐに結論付けないで、できる限り時間をかけて検証していくことをおすすめします。
人のうわさも75日です。