情報収集に力を注ぐことで自分の人生を大きく切り開くことができるのですが、これは歴史の中でも証明されています。
例えば、織田信長が今川義元を打ち破った桶狭間の戦いは信長の奇襲攻撃が成功したからと言われていますが、信長は予算の7割を情報収集に使っていたと言われています。
忍びを放って今川義元の動きを事前に察知し、どdのような進路で信長のいる尾張に向かうかを調べ、今川義元の大軍が分散する機会を狙っていたとのことです。
事前に情報を察知して、そのすきを狙う信長の行動力も見事ですが、情報があればこそ成功した奇襲攻撃だったと言われています。
巨大な軍事力を持つアメリカに対して戦争を挑んだ日本の無謀さが目立った太平洋戦争に関しても、アメリカが暗号解読機「マジック」で日本の情報をいち早く察知していたことも有名です。
巨大な軍事力に対して無謀な戦いを挑んだのはアメリカが初めてではなく、日露戦争時においても日本とロシアの戦力比は同じくらいだったにもかかわらず勝利したのは、日本がイギリスやアメリカをバックに緻密な戦略を立てていたことなどが挙げられますが、太平洋戦争時にはやはりアメリカの情報収集力の差で勝敗が決まったといってもいいと思います。
太平洋戦争が始まる前の日米交渉時にはこの暗号解読機が用いられていましたから、この時点でアメリカは日本の動きを読まれていたわけです。
事前に情報が分かっていれば人間関係であっても仕事関係であっても動きやすくなるのは当然ですよね。
信長が予算の7割に情報収集に用いていたということに対してもものすごく理にかなっていて、どれだけ自分自身が作った商品に対して自信があっても情報がなければ商品が売れる可能性が極めて低くなるわけです。
対人関係においても、相手がどのように考えているかを事前に察知することができれば、それに応じた対応をして解決できますから、いかに情報というものが力を持っているかということを私たちは知らなければなりません。
今回のコロナに関しても、事前に過去に生じたスペイン風邪がどのように発展してどのような被害をもたらしたのかを参考に、コロナの感染力とも比較して変異種に変わったときの感染力などの情報をしっかり収集していたかどうかということです。
政府に関してはこの点があまりにも杜撰でしたよね、だれが見ても。
ネット上に書かれた一般の人たちの意見のほうがはるかに優秀だった気がしますし、政府に集まる大変優秀な方たちの意見がダメだったのか、政治家たちの決断力があまりにもなさ過ぎたのか、どちらにしても今の現状はひどいです。
情報収集力のなさか決断力のなさが際立った形であることは間違いありません。
情報収集力の強化に関して必要なスキルはやはりコミュニケーション能力を上げること、これが一番であると思います。
人と話すことが苦手な人ももちろんいらっしゃると思いますが、そういう方はコミュニケーション能力が高い人材を手放さないようにして、その人に情報収集を任せる形が良いと思います。
上記に書いた忍びと書いた人は、手裏剣をもって屋根裏部屋に隠れていそうな忍者を想像するかもしれませんが、当時の忍びと呼ばれる存在は今でいうスパイと同じで、様々なところに足を運んでは情報をかき集めていく人のことです。
現代においても忍びの存在のような人はいます。
探偵もその職種になるかもしれませんが、そんな専門家にならずとも普段から自分が働く職種の情報に関して集められる人は重宝されます。
コミュニケーション能力が高くないと聞き出したい内容も聞けませんし、信頼関係を結ばないことには重要な話も聞くことができません。
そうした人に自分がなろうとするか、他の人に任せるかくらいなことをしていくことはとても大切なことです。
情報収集をして知識を増やしていくことで最終的にどんなメリットがあるかというと、私は自分の身を守ることができると思っています。
法律の知識に関しても事前に知っておけば犯罪となるかならないか、その線引きができるわけです。
意外と知らない人が多くて検挙されてしまう人もいるので、そうした情報も事前に察知しておくことは大切であり、自分の身を守ることができるのです。
普段から情報収集に力を注いでいくことに時間とお金は惜しまないようにしたほうが良いと思います。
歴史の勉強から始めてもいいと思います。