相手の行動を2歩先、3歩先読んで勝ちを取りに行く将棋というゲーム。
2歩先、3歩先の行動を読もうとしたら、自分がどんなしくじりが待っているかも想像できるようになります。
例えば、学校で宿題を忘れてしまった際に素直に忘れましたと先生に報告した方が良いか、何かしらの言い訳をして切り抜けるかどちらが良いかの選択肢があるとします。
できれば後者のようにして切り抜けられれば良いですが、学校の先生には通用せずに普通に報告する以上に説教タイムが倍増したり、先生からの信頼を失くしていくようになっていきます。
どちらが自分にとって良い選択肢となるかを2歩先、3歩先読むことができて行動で切れば自分のミスに対しても最小限のダメージで抑えることができるようになります。
仕事上でも2歩先、3歩先読むことでリスクを最小限に抑えることができます。
仕事上でも、自分ができていないことを逐一細かく報告しておけばそれほど叱られないのに、それを黙っていることでその瞬間を切り抜けることができても、後々できていないことがバレたら叱られると同時に信頼も失うわけです。
ドイツの電車では改札口が無く、自分の行先の切符を買ったらそのままホームに入って電車に乗ることができるわけですけど、改札口が無いので切符を買うことなく乗ることも可能です。
ただし、電車には切符を持っているかどうかを確認する監査員が乗っていることがあり、その方に切符を見せられないと1か月以上の罰金とブラックリストに載ることになります。
1ヶ月に1回以上その監査員に遭遇することになるため、ドイツでは切符を買ったほうが得か損か、先読みできる環境が整っていると言えます。
犯罪に対しても同じことが言えるかもしれません。
犯罪をしたほうが明らかにリスクが高いと感じるからこそ、やらないでおこうとする気持ちが出てくるわけです。
2歩先、3歩先読めばリスクが高いと感じることをやらないでおくことができ、逆にしておいた方が良い行動をすることができるのです。
では日ごろから2歩先3歩先読んだ行動を取れるようにするにはどうしたらよいでしょうか。
一番身に付くのは将棋を指すことかなと思います。
囲碁もいいと思いますし、手軽にやるにはオセロもいいかもしれません。
相手がどのように行動してくるかを予想しながらゲームしていくことができます。
人数が多くてできるゲームであれば人狼ですね。
相手の言動や心理を探っていくことを普段から行う訓練をしていくことですね。
相手の心理を探り合いしていくとどうなるでしょうか。
結果としては人を信じられなくなっていったり疑心暗鬼の状態がずっと続いてしまうことになります。
そうしたことが好きな人は政治家が向いているかもしれませんね。
人の心理を探って交渉していくことが長けているかどうかって日常的な仕事でも結構あるわけですけど、それを失敗すると最終的に自分のリスクが増していくとおもいます。
また、心理の探り合いをしていくことが長くなると相手からも胡散臭い人間に見えてしまいますので、あまりお勧めできません。
適度に2歩先3歩先読んだ行動が大切かもしれません。
何事も適度が大事です。