連日コロナのことを記事にするのは嫌なんですけど、あまりにびっくりしたニュース記事があったので取り上げないわけにはいかないのかなと。
これまでオリンピックを開催するにあたり、長い間の労力もかけてきたことも十分に分かりますし、その分の税金も投入されたことも分かります。
何としてもそうした努力やお金に報いるためにも開催したい気持ちは分かりますが、人の命よりも大切な大会があるのかが分かりません。
100歩譲ってオリンピック委員会の人たちが言うのであればまだわかります。
しかし、国民の生命財産を守らなければならない政治家がそのように口にすることが理解に苦しみます。
まずは今後も増え続けてしまうであろう感染者をどれだけ防ぐかですよ。
政治家の立場として断念しなければならない時が来るかもしれないというべきではないでしょうか。
その時の評価は低くなろうとも、未来の人から見たらその時の発言と行動が評価されるときがきっと来ると思います。
政治家が評価されるのは今ではなく、未来の人が評価するのであり、未来のために今生きている人たちに左右されないための先見の明が必要なのです。
今の政治家たちは今のことしか考えていないとしか見えないですし、そのように評価されても致し方ない言動です。
自粛自粛のお願いばかりで、本当に感染拡大を阻止しようとしているのかが分かりません。
昨日も自分の命は自分で守るしかないと書きましたが、ここまで政治が機能していないとは思ってもいなかったと感じてる人はとても多いのではないかと思います。
平時と緊急時でここまで違うんだということを目の当たりにしたと思いますし、国民の一人としてやはり選挙に対する一票の重みを今回のコロナで感じることができたなら大きな前進となるかもしれません。
と言っても今はとにかくコロナ対策に全力を注いでいくことが先決であり、本来であればロックダウン級の政策が必要ではないかと思います。
そこまでするにはやはり家から出なくても済むように1か月分のお金を配給するなどの処置は必要ですし、政治が本気を見せなければ国民も本気に取り組まないでしょう。
まずは政治家たちが本気を見せることが何よりも効果的ではないかと思います。
オリンピック中止を言えば現在その関連で働いている人たちが一気に失業となるためになかなか言えないのじゃないかとも陰でささやかれています。
それが本当かどうかは分かりませんが、オリンピックを中止すると言った人は公正で大きな功績となって評価されると私は思っています。
太平洋戦争に対しても戦前から反対を訴えていた人はいましたし、後世になっても評価されていますが時代の流れに沿って戦争賛成をあおっていた人たちは戦犯級の冷たい視線を未来永劫送られるのです。
確かに現世において評価されないと現世がツライ人生となる可能性が高いですが、人の命を奪うまで価値のあることってありますかという話です。
私は今ここでオリンピック開催を行おうとしている人たちは戦前時に戦争遂行を煽っていた人たちと同じだと思っています。
多少の犠牲を払うのはお金であって人命ではない、そうした賢明な判断をぜひ下してもらいたいものです。
コロナの脅威を甘く見ていた罰ではないかと思います。