自治体がこうしてオリンピックに対して否定的な行動を取ってくれたことにちょっとした安堵感を感じています。
地方自治体が国に対してあまり否定的な行動が取れないことは分かっているんですね。
なんだかんだ言ってもお金の流れを創り出しているのは国ですから。
なんだかんだ言っても地方自治体にそれだけの力はなく、単独でモノが言えるのは東京都くらいなもので。
その東京都は開催の言い出しっぺですから中止と言いづらいのも分かります。
何といってもお金を費やしていますから。
だからこそ多方面からの強い力を使うことが必要なわけで、埼玉県がそれを行ったということは大変大きな意味を持っていると思います。
一方でオリンピック開催反対の人たちをバカにする人も出てきました。
世論の声を平気で間違っているといった竹中平蔵氏。
もちろん世論が全てではありませんし、戦前日本の世論の大半が戦争賛成でしたから竹中氏の言いたいことも分からないことはありません。
しかし、人の命が失われていることに対して反対を訴えている人に対してそういう態度はないなと思いました。
平時においてオリンピック開催を行うことに対して責任を背負うという言葉は大事ですよ。
その点に関しては竹中氏が言っていることも分かります。
ただ、現時点では世界各国でもまだまだコロナ対策に必死な状況で、とても平時とは言えず緊急事態宣言もまだ取り消せない状況です。
大げさではありますが、戦争をしているような緊急事態においてもやると言ったら責任を背負って開催するのか?ということですよ。
平時と緊急時ではその責任の度合いが違うわけで、金もうけの点でしか考えられない論点こそおかしな話です。
本当に強いリーダーシップを持った人が現れて欲しいと思いますね。
総理大臣も明確な開催基準も語れず、自分で責任を背負うとしません。
次の選挙でもこの状態で継続されれば日本も本当に終わりだなと思いますね。
ただ、現政権に立ち向かえるだけの政党が無いのも事実で、本当にだらしがないという言葉しか思い浮かびません。
人の命よりも金もうけを優先する、リーダーシップもない取り組みにNOが言えて立ち向かうだけの力がある人が本当に表れて欲しいと思います。
他力本願で申し訳ないですけど…。
今苦しんでいる人、我慢している人に申し訳がないと思わないのか不思議で仕方がありません。