日本国憲法に定められている三大義務の一つとして教育の義務があります。
これは子どもに義務を課せているのではなく、大人が子どもに対して義務を負うのです。
ただし、必ずしも学校教育を受けさせなければならないという義務ではなく、子どもに対して教育を受けさせる環境を整えなければならない義務です。
ですから、学校に通うことを親も義務として感じないでいいわけです。
産業革命時の資本主義がまだ完全ではなかった頃に、子どもに学校教育を受ける暇を与えずに安い給料で長時間働かせていたことがきっかけで、義務教育化の大切さが訴えられるようになったのです。
子どもが安いお金で働かされるのではなく、教育を受けて高い知識を得た状態で社会に出て豊かな生活を過ごせるチャンスを得ることができるようになったのです。
このことからも、子どもが必ずしも学校に通うことが大事なのではなく、勉強する機会を奪うことがダメなのです。
ですから子どもが通うか通わないかを選択することができるわけなんですけど、勉強しないという選択肢を取る子どもが出てくるかもしれません。
将来的に勉強をしないと不安が大きいことを知っている大人だからこそ学校に通って勉強することが大事だと分かりますけど、子どもはそこまで分かりませんからね。
だから手を差し伸べて学校に行きなさいということになるわけですけど、学校にメリットを感じなければあえて通わない選択肢を選んだとしてもそれはそれで良いとも思います。
現代のインターネットの環境で、学校に通わずともお金を稼いだり勉強することも可能です。
その上で不登校の選択肢を取ることもできますが、その選択をする前に学校に通わないデメリットをきちんと説明して理解と納得をしてもらう努力はしなければならないと思います。
学校に通わないことで、本来であればできるはずの友だちができない、学校環境の下で集団生活ができない、実力を把握して友だちと切磋琢磨に取り組めない、クラブ活動などができないなど。
さらに、学校に通わなかったことで学歴を証明できなくなり、現在YouTubeでお金を稼げていたとしても将来それでお金を稼げなくなった時の就職で不利になったりと、学校生活を無難に過ごさなかったときの安定や安心感を得ることができなくなります。
小学校⇒中学校⇒高校⇒大学と過ごすことで就職に有力な道筋があり、極力苦労しないで済む道を選ぶように親も導く人が多いです。
子どもにとってわざわざ危険な道を進めることはしません。
ただ、すべての子に適応されるものでもなく、すべての子が同じ道をたどれるわけでもありません。
また、すべての子が同じ道をたどらなければならないこともありません。
そこまでを本当に分かった上での不登校への決意であるならば止める理由もありません。
ゆたぽんさん自身が若いながらもそこまで決意をして自分の人生に悔いが無いようにするならそれでいいと。
この時に親が批判されていますが、親自身もそれを覚悟していると思いますけどね。
でなければ学校に通わせていると思いますよ。
学校に通わせている方が親も批判されずに済みますし、何よりもオスしたことに対応していることが面倒ですからね。
ゆたぽんさんが幸せになることを誰よりも親自身が望んでいると思いますし、批判をしている人はそこまでゆたぽんさんの人生にも関わってないし、言葉や信頼関係の重みが違いますよ。
ということで、不登校に関しては覚悟の上で決意するなら構わないということで締めくくりたいと思います。
周りの目線を恐れずに生きていく方がしんどいですけど、それを選ぶことが何よりもまずすごいと思います。