意外と自分のことを知ってもらうにはかなり話し込まないと分かってもらえないということを知っていない人が大変多いなと感じます。
逆に相手のことを知ろうと思ったときには自分が思っている10倍以上話し込まないと分かってあげることはできません。
この人は褒められたいタイプなのか叱られて伸びるタイプかとか、素で話してくれているのかとかいっぱい話をして引き出さないと分かりません。
それなのに、この人はこういう人なんだと決めつけてしまっていませんか?
思っている以上に話し込まないと誤解を生じることがたくさんあります。
誤解を生んでしまう人って結構います。
特に周りの空気を読めない人は最初から誤解を生む言動をしてしまう可能性が非常に高く、初対面で嫌われたりしてしまいます。
一度生まれた誤解を解くには大変時間がかかります。
元々自分を知ってもらうにも思っている10倍以上話し込まなければならないのに、一度誤解を生んでしまったらさらに10倍かかってしまうので大変です。
空気が読めない人ほど素直でまっすぐな人が多いのですが、初対面で誤解を生んでしまうとそれ以上話し込もうとする意欲すらなくなってしまうので大変難しい状況を作ってしまいます。
話し込まないとその人のことが分からない、これは当然なことではあるのですが、そもそも誤解を生んでしまっている人に対してもっと知りたいと思って話し込む意欲を持つことができるかどうかなんです。
ここでたいていの人は、この人とかかわるのはしんどいと思ってまっすぐに向き合って付き合おうとしません。
なぜなら最初の誤解で「この人は付き合うとしんどい」という気持ちがインプットされてしまったために、それ以上の付き合いを求めようとする意欲がなくなってしまうからです。
その人に対してものすごく興味を持っている人は何度もチャレンジしてその人と話し込もうとしますが、たいていの人はそのようにチャレンジしようとしません。
その結果、誤解を生んだままの付き合いが続いてしまいます。
一言一言に敏感な人っていますが、その人はその一言で大きく損をしている可能性があります。
相手が放った一言でその人を見破った感を出して満足しているかもしれませんが、それは大きな誤りです。
長年付き合ってきた人だからこそその人の本質が分かるわけであって、初対面で放った一言だけでその人が分かった感を出す人は何とも浅はかだなと私は感じるわけです。
余計な一言を放つ人ほど人付き合いは苦手であっても、真面目な一面があったりして分からないのです。
長年付き合うくらいに一気に話し込めばその人の本質が分かるわけであって、ちょっと話しただけで分かった気になるのはいささか危険です。
話し込んでからこの人はこうだと決めつけるくらいになった方が良いと思います。
自分のことを本当の意味で知っている人は家族くらいなもんですよ。