恋愛の特徴として、心の浮き沈みが激しくなるものだと思っていて、心が通い合っているなと感じているときはウキウキしますが、相手に心がないと思ったときにはドンドン降下していきます。
この一喜一憂はギャンブルの時に味わう感情と同じではないかなと思うのですが、ギャンブルでもお金の出入りがあったとしても、一番欲しいのはウキウキする感情と負けた時の残念になる瞬間を味わいたいがゆえに依存してしまうのかなとさえ思ってしまいます。
生きている中でドキドキする時間って一生の中でも忘れられないものとなりますし、脳が刺激を求めてしまうのではないのかなと。
本来、脳に対してはあまり刺激を与えるものではなく、冷静に活用していかないとすぐに消費期限が過ぎてしまって正常な判断ができなくなるのではないかと思いますね。
恋愛もその一種だと思います。
ギャンブルではお金を失うという意味においても、人生を破滅させてしまう可能性があるという点においても、否定的な感情を持つ人がいますが、恋愛においても結構近いものがあります。
好きになった人に大金を注ぎ込んでしまい、その結果うまくいけばいいですが振り向いてももらえないときには人生を破滅してしまうかもしれないくらいに感じることもあります。
しかしながら、恋愛に対してギャンブルのように否定的になる話は出ません。
恋愛しているときは一種の興奮状態となって冷静に行動できなくなる時があります。
特に、失恋したときにはその感情が一気に爆発して、お酒に依存したりストーカー行為を行ってしまうなどの暴走をしてしまう人も少なからずいらっしゃいます。
それでもギャンブルのように恋愛はやらないほうがいいとは言われません。
むしろ恋愛は素晴らしいと肯定的な意見のほうが圧倒的に多いです。
すべては種の保存にかかわることなので、これを批判することは決してよろしくないことだとは思いますが、本来であれば恋愛もかなり注意しておかなければならないものだと認識しておく方がいいかもしれません。
決して冷静に恋愛している人ってほとんどいないと思いますから。
ここで恋愛は人の冷静さを失うものだから、もっと感情の起伏を抑えて恋愛しましょうということを言ってみるとします。
ここで問題となってくることですが、冷静に種の保存ができるのかということです。
恋愛において重要なことは、互いに興奮状態でいるからこそ種の保存に向けた行為を行うわけですが、冷静に種の保存ができるのかと思うとかなり難しいと思います。
男女の感情が高まった時に種の保存が叶うわけなので、ギャンブルと同列にしてしまうと種の保存が叶わなくなる可能性があるため、この点においては批判が起こらないのではないかと思うのです。
恋愛というものは実に特殊な存在であり、人間の社会においてはギャンブルやドラッグと同じくらいに取り扱いが難しいものであるにもかかわらず、ここに触れることが大変難しいなと感じます。
一つの恋愛に対してうまくいき、たとえ結婚までたどり着いたとしてもその先死ぬまで一緒に過ごせる確率はいったいいくらくらいになるのでしょうか。
実際にお付き合いをしてそのまま結婚に至る確率は25%だそうです。
また、結婚後に離婚をする率は35%となっているので、恋愛をして一生涯一緒にいるカップルは実に16%しかいないことになります。
まず恋愛をして価値観や相性が合うかなどを確認していく時間が必要となりますし、その後も長く一緒にいられるかさえも考えていくとなると、賢い人であればそんなことに時間を費やすことがもったいないと考えるかもしれませんね。
2割にも満たされない確率のために努力しようとする人がどれだけいるかです。
かなり深刻な問題であるにもかかわらず、放置されている感じがしますがかなりデリケートな問題でもあるために触れられないのかもしれませんが、国が力を注いでも良いくらいに恋愛に関しては問題提起を起こしてもいいと思うんですけどね、少子化が問題だと言うなら。
犯罪にまで至る可能性もあるわけですから、恋愛に対してもっと真剣に向き合うものだと思います。