会社設立 経営者

会社の設立って難しいの?具体的に知りたい

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会社設立

会社を設立して社長になるという事

ここでは少し踏み込んで「経営者」になるという事を見てみます。
精神障害、肉体的障害を持った場合でも会社を設立したいと思えば
設立できるのだろうか?そもそもどういうものなのか?
ここでは会社を設立する意味や利点、欠点、
流れなどを出来るだけ分かりやすく考えてみたいと思います。

会社とは利益追求をする事が第一目的

会社を設立する

では会社を設立する目的とは一体何でしょうか?
例えば自分で社会貢献をしたい、何か目的があって仕事にしたい場合、
事業届を税務署に提出し青色申告届を出せば事業は開始出来ます。

しかし株式会社として会社を作る人が多いのは何故でしょう?
単純な疑問ですが意外と考えない事が多いものです。
会社は主に株式会社が一般的ですが、会社(団体)の種類は
複数あります。非営利団体と営利団体に多く分かれますが
主に営利団体に属します。

ここでは一般的な株式会社について見てみます。
株式会社は、出資者が運用資金を出資する事で始まります。

資本金は制限は現在解除されていますから1万円でも可能です。
実際には運用資金は必要ですから10万円以上が通常です。
税務上から資本金1000万円以下の開始が多くなっています。

株式会社(以下会社と表記)は、営利目的で開始するもので
利益の追求を行うものです。

簡単に言えばお金を儲ける為に活動するのが目的です。
お金を稼がないと会社を維持出来ませんので当然の事です。

同時にお金を社会に還元する事にもなりますから
お金が会社の内外を流通します。
こうなると社会貢献にも自然となっていきます。

スタッフに障害者を採用すれば障害者の雇用支援にもなります。
障害者ではなくとも職を求めている人は多い訳ですから
人を雇用すれば社会貢献に繋がります。

会社は簡単に出来るものなの?

会社は簡単に出来るのか

会社を設立するには驚くほど簡単に処理が可能です。
経験上自分で全部行う必要は無く、流れに沿って手続きをすれば
誰でも行う事が出来ると考えます。

©会社設立代行ひとりでできるもん

上記の会社設立代行業者のように設立のサポートを非常に安価で
ルーティンに沿っていくだけで簡単に終わらせる事も可能です。

インターネットの普及によって会社の設立の情報や
代行業者が多く出てきており益々会社設立は簡単になっています。

心配事の一つである税務の事に関しても全国から
税理士との相談や契約まで同時に紹介してくれます。
至れり尽くせりという印象です。

会社の設立に必要なもの・流れ抜粋

  1. 資本金(現金)を用意する(10万円~1000万円程度)
  2. 銀行口座に現金を入金し証明書を銀行で発行
  3. 会社の定款を作成(司法書士等も利用可能)
  4. 社印の制作を行う(銀行印、社印等3点セット)
  5. 法務局にて登記を行う(印鑑証明/法人登記)

上記が大きな流れとなっています。定款とは(ていかん)、
会社の概要のようなものでテンプレートも多くある為
自分の事業内容を考えて作成するだけです。
定款は非常に重要なので通常は司法書士を介入するほうが楽です。

会社を設立する利点とは何があるの?

会社を設立する利点とは

では会社を設立した場合と、自分で営業届を出すだけの
自営業との差は何があるでしょうか?

資本金の額、煩わしさからすると気軽に始められる自営業は
会社を設立するよりも良いように感じるかもしれませんが
会社を設立する利点が何か無いと会社を設立する意味が無いですね。

自営業の利点と欠点とは?

  • 資本金を用意する必要が無い
  • 会社用の判子等を先に用意する必要が無い
  • 社会的な信用度が会社(法人)より低い
  • 税務上の利点が法人より少ない
  • 融資を受ける際は法人より信用度が低い

会社設立の利点と欠点とは?

  • 資本金の用意など決まりを守る必要がある
  • 社会的信用度が自営業より高い
  • 税務上の優遇が得られる
  • 融資を受ける際に自営業より信頼度が高い

会社設立をした場合には名刺を持って相手側に紹介する時に
「株式会社XXXXの代表取締役社長のAです」という印象と
「XXXXサービスの代表のAです」では前者のほうが信頼度が高い傾向に。

勿論自営業であっても実績が高く、歴史もあるケースも多く
目的に応じて選択するという事が大事になってきます。

対外的な信用以前に、とりあえず試しでやってみたいという場合、
会社形式で運営していくには抵抗があるような場合には
自営業を選択する事で問題はありません。

最も多い事例としては会社形式にせずとも利益を上げられる業種、
形態で、売り上げが1000万円を超えた辺りで会社(法人なり)
にするというパターンが多くみられます。

これは税務上の優遇の効果が高いのがこの1000万円だからで
売り上げが1000万円以下で業務上問題が無ければ自営でも
問題なく事業を営む事が出来るでしょう。

最初から会社(法人)にするこだわりの裏には

会社設立

対外的効果。この点を重視する場合、法人として(会社)運営する事は
大きな力を発揮する事があります。株式会社という肩書があると
その背景には、きちんと資本金を用意した事実が証明されますし
少なくとも事業計画をたて、定款で理想をしっかり持っており、
尚且つ法的に手続きを済ませた会社という事になります。

既に株式会社として活動している組織から見たときには
取引をする相手にも株式会社を求めたくなるのは自然かもしれません。

当然実績と歴史、信用のある個人(自営業)も存在しており
大手と取引をしている事実はあるものの
全くの新規で活動を開始する場合には株式会社のほうが
全くの新規の個人よりも印象が違うという点を利用したいという事ですね。

会社設立で成功するポイントはある?

会社で成功するには

会社経営で成功すれば人材も豊富に揃い、想像通りの自分になり、
人生も充実し社会貢献も出来、何より経済的に成功をおさめられます。

所が会社の最も危険な状況として倒産に至った場合には
理想をかけはなれた結果となってしまいます。

会社が倒産に至るというのはどういう時?

会社は売り上げがゼロでも倒産には至りません。
倒産は簡単には起こらないのです。権限をもつ取締役が倒産手続きをした時、
初めて会社は倒産に至ります。会社を倒産しないと努力すれば倒産はしません。

では倒産の原因とは一体何でしょうか?それは「支払えなくなった時」です。
会社に売り上げが無くとも資本金が残っていれば支払いは行えます。

売り上げがあればその現金で支払いをしますから倒産しません。
仮に一時的に現金が無くなったとしても、銀行や公庫から
現金を会社に借り入れれば支払いが出来ます。

しかしながら、何らかの原因で売り上げが無く
資本金も無く、借り入れも出来なくなった時に、家賃や
資材等の必要な支払い、スタッフの給料が支払えなくなると
倒産となります。

ポイントは会社はこうした支払いが常に発生するものなので
支払いが出来る体制を常に築き、継続して安定した支払える現金を
用意していくという点に尽きるかもしれません。

その為には全体にお金の流れ、留保金(社内に貯めている現金)、
借入金の把握が欠かせません。

後は単純に売り上げを上げていくという事に尽きます。

設立数年は赤字でも構わない!?

会社設立

会社というと赤字はとっても危険でどうしようもないものという
イメージは無いでしょうか?しかし実際には設立3年程度は
赤字になる事は珍しくありません。

金融機関・公庫で融資申し込みをすると初年度は赤字は仕方ない、
数年は赤字はありますよね。という事を口にしたりします。

通常は最初の数年は利益は上がるものの黒字にならない事が
大変多く変わった話ではないのです。
少しずつ土壌を固めて売り上げを上げるようにすれば良いのです。

新規で立ちあがった会社は意外と金融は応援をしようとします。
公的機関(特に政府系公庫)は多くの支援を用意しています。
各地の商工会等も新規の地元の会社に対して温かい対応をします。

もしも障害があるけれど会社を作って自分のビジョンを試したい、
自分の夢を叶えたいという場合、本気で一度考えても良いかも!?

障害者就労支援サイト

オレンジ・ライフ

自立支援オレンジライフ

障害を持った方の在宅就労支援を行う会社。様々なバックアップを精力的に行っているオレンジライフ。在宅勤務支援や様々な技術を有し支援に心強い味方。未来への懸け橋になる会社です。

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