経営者

障害を持っていても経営者になれる?

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障害があっても経営者になれる

会社を設立して経営者になるという事

会社を友人が設立して社長になったらしい。羨ましい。
そうした話を何度も耳にした事があります。
実際に私も何度か会社を設立した経験から直接何度も
こうした事を言われた経験を持っています。

果たして会社設立は驚く程の事でしょうか?
また障害を持っている場合には何か問題があるでしょうか?

会社設立は誰でも自由に行える

会社にはいくつか種類があり株式会社、有限会社(現在は廃止)、
合資会社、特定法人等様々。一般的に耳なじみのあるのが
株式会社かもしれません。資本金を用意し登記すれば会社の誕生です。

株式会社は1株1万円で資本金が500万円の例では
500株を資本金を出資した人が持ち(中小の多くは代表取締役社長)
その資本金により会社を経営していく形態のものとなります。

会社は法人と言われ法の上では一人の人として扱われます。
代表取締役とはその文字通り、法の上の一人の人である
株式会社の株主(全ての株を保有している場合)であり、
その法人の代表者という事になります。

つまりは、資本金が500万円であればその500万円を使い
事業を動かし、利益を生み出す事が目的になります。

株式会社の第一の目的は利益の追求となっています。
利益が出ないと法人税(法人に課せられる税金)も払えず、
テナント家賃も人件費も支払えなくなります。

会社にとって支払いが出来なくなる時が倒産です。
その時が来るまで資本金を使って会社を運営します。

会社経営に障害は大きな問題ではない事も

会社経営は難しいのか

なぜ障害があっても無くても会社の経営に問題が無い事がある?
それは会社は一人だけで運営しなくても良いので
協力者を使って不完全なものがあれば補充すれば良いという
考えがあるからです。もしも営業をしたいけれど
出来ないような場合には、営業専用の外注も可能ですし
営業に長けたスタッフを採用して営業を任せる事が出来ます。

事務関連が苦手であれば事務員を雇う事も可能です。
法人登録をすれば初年度から数年は実績が無い事から
長年実績のある法人からすれば信頼度は低いものの、
マイナスではなく最低でもゼロの会社です。

資金が足りなければ公庫など政府系の金融機関からの
初年度専用の好条件の融資も用意されている程です。

会社経営は実は始めたばかりの白紙の経営には
多くのサポートが用意されているものです。

逆に数年経過しても利益が上がらず借入金だけが膨らみ
先行きが非常に厳しい状況のほうが深刻だったりするのです。

障害を持っているとしてもそれを補う方法を模索すれば
決して会社を経営する事が希望であり自信があれば
多くの人々が応援してくれる社会になっています。

経営は厳しい道。しかし想いは伝わる。

経営をしたい人々

障害を乗り越え、不安を乗り越えて立ち上げた新しい会社。
代表取締役となり大奮闘をしていると思うように売り上げが伸びず、
多くの人の冷たい態度に接する機会もあるものです。

しかしながら多くの人々と交わっていく間には
事業計画を心から評価してくれたり、描いているビジョンに賛同し
支援を申し出てくれるという事もあるかもしれません。

ポイントは自分の意識と理念がしっかりブレずに残るかでしょう。
以前の言葉と現在の言葉が真逆の経営者であれば
何を理念にしているのか分かりませんね。

例えば人のためにこういう事業をしたいという会社の理念があれば
それを実現するためにはどういう計画で、どう実行していくのかを
最後まで諦めずに行動していく意思の強さも求められます。

会社経営者に求められるのは奇抜さや頑固さよりも
自分の理念を貫く部分かもしれません。
協力者無くしては事は成せないということは歴史が語っていますね。

経営も同じ事で社内スタッフ、社外スタッフに限らず
経営者の口から出るビジョンに動かされるものです。

会社経営のポイントは交渉力かもしれません

交渉力は経営者の力

会社を経営する上でも重要なものとは何でしょうか?
その一つが交渉力のように思われます。

会社に資本金が少なくなりお金が足りないと思われた時、
大事なのは確かにお金かもしれませんが、
お金は法人の場合、金融機関から借り入れれば済みます。

きちんとした事業計画がありそれが利益化すれば
借り入れの返済には何ら問題は無いでしょう。

借り入れ時には金融機関との面接が必ず行われます。
事業計画書を作成し、借入の審査を受ける必要があります。
とある社長は明らかに不利な条件の中で銀行から当初提示された
融資額の倍以上の融資を受ける事に成功しました。

社長が応接室で新事業に対する思いを語り続け
地元の人々への還元、地元産業の発展のきっかけになると
熱くしっかりと事業構想を練り上げて語り掛けた結果です。

金融機関とのこうした打ち合わせも「交渉」の一つです。
取引先への営業も、価格交渉も、スタッフとのミーティングも
全て例外ではないでしょう。

経営者に高い交渉力があればあるほど、経営者の理念が
人々に伝わっていく事になるのですね。

会社経営を将来行いたいと考えている人々には
是非自分の可能性を諦めずに頂きたいと願うところです。

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障害を持った方の在宅就労支援を行う会社。様々なバックアップを精力的に行っているオレンジライフ。在宅勤務支援や様々な技術を有し支援に心強い味方。未来への懸け橋になる会社です。

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